リユース食器とは

リユースカップ

※現時点(4月5日)では、まだ露店が出店されるかどうか不透明な状況であり、リユース食器の導入については検討中です。

お祭りやコンサート、スポーツ観戦といったイベント会場では、使い捨て容器の利用が主流となっています。ごみを減らして環境に配慮したイベントにするためには、まず①発生抑制(リデュース)②再使用(リユース)③再生利用(リサイクル)の優先順位で対策を推進することが求められています。

リデュース、リユースの取り組みの一つであるリユース食器は、使い捨て容器に替えて導入する繰り返し洗って再使用(リユース)する食器の総称です。陶磁器製、ガラス製の食器やカップに替えて使用するものではありません。

リユース食器は屋外で使用することが多いため、落としても鋭角的に割れない素材として、プラスチックの中でも柔軟性に富むポリプロピレン(PP)製のものが主流となっています。ポリプロピレン(PP)製の容器は耐熱温度が120℃、耐冷温度は-30℃で、50回程度再使用する耐久性があります。

リユース食器を使用することで、使い捨て容器のごみが削減できることはもちろん、繰り返し使用すればするほど二酸化炭素排出量、エネルギー、水などの使用量を削減することにつながります。

ライフサイクルアセスメント(LCA)の結果、リユースカップの使用回数による環境負荷の低減効果は、固形廃棄物は4.7回以上、二酸化炭素排出量は2.7回以上、水消費量も2.7回以上、エネルギー消費量は6.3回以上再利用すると紙コップよりも環境負荷が低減されるという結果が出ています

 

リユース食器は回収し洗浄して繰り返し使用する容器です

【回収システム】

①洗浄所で洗浄されたリユース食器がイベント会場に納品されます。
②売店では飲食物をリユース食器に入れて来場者に販売します。
③来場者は飲食後リユース食器を売店もしくは回収所に返却します。
④回収したリユース食器は洗浄所に運び、洗浄・保管されます。

 

リユース食器のしくみ

今年の祇園祭の宵山[7月15日(月祝)・16日(火)]はリユース食器を導入し、ごみゼロを目指します!